当店の店名 「Grapes」 の由来について

当店ホームページのご訪問、本当にありがとうございます。このページでは店名、「Grapes」の由来をお話します。

イギリス・Liverpool(リバプール)といえば、音楽フアンならずとも思い起こされるのは、「The Beatles 」を産んだ街というものではないでしょうか?街には4人の生家をはじめ、彼らにまつわる名所がたくさんあります。

その中で彼らがまだ下積み時代に演奏していた、市内中心部「Mathew Street」にある「Cavern Club」の存在は、特に有名です。当時の「Cavern Club」は、都市計画の施行により、今は取り壊されてしまっています。しかし現在はその跡地のとなりの建物で、当時の雰囲気を再現して営業しています。

完全に「The Beatles 」の足跡をたどるフアンのための、いわば観光施設となっていて、当時のようにバンドが毎日ライブをこなす場所ではありません。もちろん訪れる喜びは大きいのですが、ちょっと残念な気もすることはたしかです。この「Mathew Street」一帯はそんな観光地ムードにあふれています。

しかしじっくりと観察してみると、本当に「The Beatles 」のメンバー、あるいは当時「Cavern Club」で演奏していたバンドたちが集ったに違いない、注目すべき場所がこの通りにあるのです。そこはクラブの向かいに位置し、ツアー観光客を飲みこむ、パブ兼お土産屋(?)の隣りにあります。

そこがパブ 「The Grapes(グレイプス)」です。

ほかの土地から来た人達は特に見向きもしない、イギリスではどこでもありそうなパブですが、この店は60年代当時のまま、この「Mathew Street」の同じ場所で営業を続けています。

でも本当に「Cavern Club」出演者たちが、わざわざライブをやる場所の外へ出て、パブに飲みに行くことがあったのかなと、思われる方もいるかもしれません。

実は「Cavern Club」ではアルコールを販売していなかったのです。お客はもちろん、クラブ出演者たちは、演奏の前後すぐ向かいにあるこのパブで一杯やっていました。ビートルズのメンバーが、必ず注文するというビールもあったそうです(「Mixed」と「Black Velvet」)。

またおもしろいエピソードに、当時リバプールに住んでいた、あのElvis Costello(エルビス・コステロ)と彼の1stアルバムのプロデューサーであり、それ以降も交流の深いNick Lowe(ニック・ロウ)が初めて出会ったのも、このパブでだったという話があります(はたしてビートルズゆかりの場所であったことを意識して、待ち合わせ場所を選んだのでしょうか?)。

と言いましても、もちろん地元の人達には、そんなノスタルジアは必要ありません。私が訪問した際にも、すでに何パイント分かの黒い液体を、流し込んだと思われるおじさん達が店から出てきて、「そんなパブの看板なんかより、俺達の写真とってくれよー!」と気安く話しかけて(?)くれました。

「Grapes」の中に入ってみますと、最近徐々に増えてきたファミレス風のチェーン店にはない、何とも味のある店でした。平日の昼間にもかかわらず、まるでプレミアリーグ期間中の土曜日のようなにぎわいで、ロンドンとは違うアクセントを、そこらじゅうで聞くことが出来ました。当時も今もいろいろな人達が、ここで出会い楽しく過ごしているんだなあと思いました。

扱っているものは違いますが、当店もこのパブのような居心地の良い場所になれればと願っています。

さて特に若いネオアコ・ギターポップフアンのみなさんは、リバプールと聞いてどんなアーチストを思い浮かべますか?「Pale fountains(Shack)」?「The La's」?結構いろいろと出てきそうですね。

これらのバンドたちの少し前の世代にも「Echo&The Bunnymen」「Teardrop Explodes」などの魅力あるバンドがいました(ちなみに伝説的クラブ「Eric's」もこのMathew Streetにあります)。

さらにネオアコ・ギターポップをきわめたあとは、ぜひご先祖様の「The Beatles 」も聴いてみて下さい。ギター中心の編成、良い曲を生み出す為の献身的姿勢・自由なアイデア、という点以外でも共通点はたくさんあると思います。

「The Smiths(ザ・スミス)」のギタリストJohnny Marr(ジョニー・マー)は、あるインタビューで「1960年以降に産まれたミュージシャンで、ビートルズの影響を受けない人なんていないよ。」と語っていました

「教科書に載ってるようなバンドはいやだ!」というような意見や、「なんか古くさくて」というような感想もわかります。無理におすすめするつもりはありませんが、今や図書館で彼らのCDが無料で借りられる時代です。レンタルCD店でも300円くらいの出費で、彼らのCDを聴くことができます。

一度「Revolver」「Magical Mystery Tour」、二枚組みですが、ベストの「青盤」あたりから、お試しになるのも良いのではないでしょうか?(良く語られる「Sgt.Peppers」は、最初に聴くビートルズのアルバムとしては、意外にもピンとこないかもしれません、あくまで個人的意見ですが...)。

リバプールに話を戻しますが、この街出身のアーチスト・グループのゆかりの場所を記したマップ(ちらしみたいなものですが)を現地で入手することができました。「The Beatles 」以降の最近のアーチスト・グループの写真も載っています。もしリバプールを訪れることがございましたら、入手されると楽しみも広がるのではないでしょうか?観光案内所で購入することができます。

当店の店名、「Grapes」の由来でした。これからも当店を、どうぞよろしくお願い申し上げます。

追記:「Grapes」という名のパブですが、このリバプールの店だけではなく、イギリス中にまだたくさんあるかと思います。屋号が同名のパブはたくさんあります。もしほかの街でみかけたという方など、いらっしゃいましたら、お教え下さい。

 

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